先日のG20の直前に、ドルに変わる国際決済通貨(準備通貨)のIMF版の構想が経済学者のスティグリッツ(03年に日本に政府紙幣を吹聴した人物)と中国中銀から発案されているとのニュースがありまして、どうなったかな〜?と思っていたんですが。
一応、構想と霞ヶ関系の評論としてはこのようなお話しのようで。
ドルを埋葬したい勢力
まあ、一国の通貨を国際決済準備通貨として用いた場合、発行国が現在のような経済混乱に陥ってしまうと貿易や資産保護の観点から弊害が出るんじゃないか?と思っておりましたので、興味はあります。というのは、貨幣供給量や政策金利を発行国独自の都合だけで変更するのに外圧が存在したり、通貨保有者が世界中にまたがると国内の調整が無効化されかねないリスクがございます。根回しが悪いと戦争の火種になりかねません。
また以前ワタクシは悪口で書きましたが、日本のIMFへの巨額資金提供はSDRという仕組みを経由したアジア圏の通貨安定策としては、貢献そのものはあった模様で、これは褒める方に回らさせていただきます。セブイレじゃないですが日本企業のアジア圏進出が有利になるなら面目が立つ?という感じです。
ただま、昨年後半から政情不安定と言われていたタイは救いきれなかったようで残念ですね。
ということでピックアップしてみました。