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カミソリとまで言われた後藤田正晴翁は心からリスペクトしておりますが、甥っ子と来たら。大叔父が泣きますって。全く。。。
先のエントリーで甥っ子の竹光後藤田議員の暴言を書きましたが、もう少し詳しくとのご質問をいただきました。果たして日本はこのままG7の一国として先進国を名乗る資格があるのか?(後進国入りしたほうがナンボか楽に生きれる=無駄金ODAをカットできるワケで)というテーゼも含みつつ、サクッと解説します。 「今の日本で手っ取り早い景気対策は、公正取引委員会が不公正取引をもっと厳格に審査して、廉価販売などの流通を規制することだ。」 最初の一行ですが、はい、もうこの時点でアウト。公取の存在目的は公正な自由競争を促すためにあります。また彼の言う"不公正な取引"は"公正な取引"そのものです。小学生でも分かります。 公正な取引価格というものは、ミクロ経済学で言うところの需要曲線と供給曲線の交点P(price)でありまして、つまり需要と供給が合致したポイントが実売値段になると。 これは我々のような見積り商売では至極納得の置けるところ。値札はあくまで目安であって、実際の妥結額ではありません。それと同じことです。 つまり公正な取引とは、価格決定はあくまでも市場の売り手と買い手の合議によって決まりますよ、と。それがいわゆる市場原理というものです。価格自体にも競合相手との競争がありますから、当然の事ながら競争原理が働きます。あとは付加価値をどう謳って値崩れを防ぐか、しかないわけです。CRTが値崩れしたあとLCDは随分ご立派なお値段のままですが、同じことですね。 で、こういった競争原理に基づいた市場のメカニズムというものが、結果的にダメなモノを淘汰し世の中を良くしますよ、というのが、現在の日本が採用している考え方であり、公取が存在する理由の原点です。闇カルテルと呼ばれる価格協定が不正とされている所以ですね。 自由な価格決定メカニズムというものは、我々の日々の活動の中で自然現象のように起きるのであって、主権在民の思想における自由の象徴です。そこに規制を掛けたら自由の侵害でありますね。日本が採用している考え方に基づけば、国が停滞するわけです。 さて、需要と供給のバランスには、もう一つ重要な考え方がございます。限界効用と呼ばれるものです。まあ、物事には何事も限度がありますよ、という単純明快な理屈です。 例えば、KissDXがとても調子良く売れるのでドンドン増産しましたよ、と。でもそれを欲するユーザーにほぼ行き渡ってしまえば、突然供給過剰に陥ります。一旦そうなってしまえば、当然のことながら、不良在庫を抱えてしまうよりは投売りしてでも現金化して、次の売れ筋商品の仕入れに回すのは、流通業の基本です。 また、現金一括大量仕入れによる廉価販売は、こういう市場メカニズムのなかで調整弁てきな役割りがありまして、そういう保険があるからメーカーサイドも大量生産が可能(量産効果を発揮しやすい量を生産できる)なわけです。 世の中の仕組みとして、必要なのです。 こういう流通業の基本中の基本を国が規制しますよ、と、この竹光後藤田議員はのたまっているわけです。まず間違いなく日本の国内経済は停滞するでしょう。 では、デフレスパイラルに陥った本来の理由とはなんでしょう? 簡単です。不良債権の山をとことん積み上げ、しかもその清算を隠そう隠そうとしてさらに傷口を拡大してしまったと。それじゃいつまでたってもラチが明かないんで橋龍さんや小泉さんが強制的に清算させようと動いたわけですが、その結果が大リストラ時代や大量のかし剥がしや下請け叩きを生んでしまったと。それが本当の理由です。つまり原因はバブル時代のデタラメさにあるワケで、真犯人は国(護送船団政策の親玉)と銀行と不動産ですよ。 特に"経済通"と言われた宮沢さんの2度(もっとあるけど)に渡る失政が傷を深めたんじゃないかと。大塚愛さんがピーチという歌を出してらっしゃいますが、キーチという替え歌を作って笑い飛ばすしか憂さ晴らしできませんよね。 僕は思うのですが、日本人は確かに経済"規模"だけは一流になれたかも知れない。でも中身はとことん三流国家・国民なんではないかと。今は過去のデータがいい感じに出揃ったタイミングですんで、過ちの系譜の起源を遡って、この約20年に及ぶ田舎侍の珍道中のような我々の軌跡を分析して反省すべき時ではないかと思うのですが、今のところ誰もやりません。お笑いですね。 しかしながら、火の車状態の米国を中心とした海外金融界では、日本の過去を反面教師として分析し始めたと。そのギャップに泣けてきました。 DTPの"過ちの系譜”を直視せずに、その"過ちの系譜”の中心グループと一緒になってデジタル万歳!でも何度聞いても分からない!ってな一部の写真家にも泣けてしまいますが、ね。 PS. 価格統制や統制経済についてはwikiにもありますんで調べてみてください。
by ubon2k
| 2008-03-03 02:21
| 四方山話
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