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お待たせいたしました。色モアレの続きでございます。
さしあたりモアレが出る理由はご承知の通り現行ワンショットシングルセンサー式では構造的に回避できないわけですので、このヘンは、ま〜しょうがない撮影技術の善し悪しとは関係無い、という割り切った心で取り組んでくださいませ。 まず考え方ですが、色モアレのみの場合、人着よろしく塗ってしまえ!ということになります。塗るといっても、その写真のナマの色をそのまま使う努力をしているところがミソでございます。 ではレイヤー構成をご覧下さい。 一番下は元画像です。その上は元画像を複製したレイヤーです(Aとします)。最上段は色がハミ出た部分に対してエアブラシで塗って修正したレイヤーです(Bとします)。 まずAですが、レイヤーパレットの左上にあるプルダウン(デフォで「通常」になってるハズです)からカラーを選びます。この「カラー」モードは人着で塗り塗りするモードだと思ってください。細かいことを言いますとLabのabチャンネルと似たようなものですが(微妙に異なります)忘れていいです。人工着色、ということで。 次にそのAをボカします。ボカす理由はモアレた色と周囲の色をミックスすることで、全体的な色の繋がりはそのままにしながらモアレた色を誤摩化してしまえ!という理由です。言葉では乱暴ですが、写真上にある色は極力そのまま活かす、がポイントです。 ではボカし方の比較です。本来はAをカラーモードにしてから施します。そうするとガウスと表面に関しては画像上でプレビューしながらボケ幅を決められますので便利です。詳細、はそれができないようです。 1.ぼかしガウス(6pixくらい) 2.ぼかし表面(20/20くらい)※スペインの丸山さまからのご助言 3.ぼかし詳細(30/50/高/標準) といったように3種類くらいのボカし方が使えそうです。この段階では消したい色モアレは消えていますが、関係の無い範囲も色がボケてしまいます。 ですので、予告通りレイヤーマスクを使います。まずレイヤーマスクを付けます。デフォを「白」なので階調の反転、またはcommand+iキーにて「黒」に反転して、一旦隠してしまいます。その後、描画色「白」のペイントツールで「黒」状態のレイヤーマスクの、画像上の必要部分に「白」で描き出してあげます。 で、ボカしを1.ぼかしガウスを使った場合は境界部分に余計な色が入り込んでしまいます。その部分は、新たにカラのBレイヤーを作って上からペイントツールで塗っていきます。 この時、Aレイヤーを非表示にして、元画像の色モアレを避けた部分から必要な色をスポイトツールで拾います。拾ったらまたAレイヤーを表示してBレイヤーにペイントツールで塗っていきます。少〜しずつ薄く塗り重ねるのがコツです。不必要な範囲にハミ出したらレイヤーマスクで抜きます(消しゴムで消すとまた新たに塗らなきゃいけないので逆に面倒です)。 ※ボカしの3.ぼかし詳細ですと、この作業はほぼいらない場合が多いようです。 と、いうわけで完成です。掲載画像をフォトショップで重ねていただくと効果の確認がしやすいです。これでめでたしめでたし!ですね。
by ubon2k
| 2008-03-19 18:14
| 画処テック
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