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写真がヘボいので手を入れて誤魔化してますが(笑)、先日の建国記念日に江戸城五口の一つの常盤門跡から旧金座跡地に建つ紙幣の番人の日銀を眺めたら、上様のお屋敷と下々を繋いだ常磐橋の上にルンペンのオジサンが鎮座ましますっておりまして。この意味性のギャップがあまりにも面白いので、ついついパシャっと。茶道のアバンギャルド性にも似たアイロニーが(笑)。白川は現日銀総裁と寛政の改革で詠われた有名な狂歌(白川の清きに・・・)に引っ掛けてます。 さてヤフーのトピック見てましたら<不況>高まる不安、骨太の経済書が人気 「2カ月で10万部も」とのことです。 まあ、いいんですけどね。ただま、実際に本屋で眺めますと、相変わらず事象便乗本と陰謀本がうず高く積み上げられておりまして、毎度のことながらなんだかな~?と。 その中でちょっとだけ気になっている本があって、90年代の経済番組で偉っそうに講釈たれていた中谷巌センセの懺悔本「資本主義はなぜ自壊したのか」が発売2カ月で10万部に届く勢いで売れているですと! 著者の意図はコチラのインタビューにて。これがまあ見事に頭痛が痛い内容で。お粗末に過ぎるので簡単に"批判"(西洋的意味の)しておきます。 ――社会的にすさんできているともいわれます。 新自由主義でいちばんまずいと思うのは、とにかく個人が分断されること。その分断された個人はマーケットで出会う。マーケットは得か損かの世界だから、人間的なつながりはない。 あの~、いわゆる新自由主義の権化であるシカゴ学派が登場する以前の、19世紀の経済学説の中に、資本主義の本質として既にこういう分析は存在しています。例えばマルクス「資本論」における"抽象的個人"("プロレタリア"の方がお馴染みか?)とはこのことを指しています。新自由主義とは関係しませんが。ホントに学者か? <中略>・・・新自由主義的発想は社会的動物である人間を全然考慮していない。完全に孤立したアトムとしての個人と、その集団である国家というものだけで社会を描いて、その中で政策も決めていこうというものだから、社会的にすさんでくる。 あの~、だから「資本論」の解説レベルですわいな。フリードマンは、それじゃ世知辛過ぎるから(話題の)セーフティーネットやクッションが別枠で必要だ、と主張したはずですが。もっといえば18世紀の江戸期の学者山片蟠桃の著書にも後者と同様な所感があるそうで、ちゃんと調べてんのか?と問いたいところですね。 ――リベラルアーツの勉強の成果とはどういう結びつきになりますか。 日本は鎌倉時代ごろからずっと庶民が主役になるような社会風土をつくってきた。中でも江戸時代は歌舞伎や浮世絵を含め、町人層が担い手であり、貴族階級や武士階級が担い手だったわけではない。こういう庶民層が主人公になる、そういう社会は世界的にもユニークであり、ほかの国々はどこも過酷な階級社会だ。日本だけがわりと庶民社会で、中間層がそれなりの当事者意識を持っていたからこそ、西欧諸国と伍す経済大国になれた根本的な理由があると判断している。 それが良いというのなら、鎖国と封建領主制に戻れば良い。または明治以来の官制中央集権制(日本型社会主義)を堅持すれば良い。しかしこれは後進国の発想であり、先進国となった現在では国際的不均衡の震源地となる思想であります。先進国として今後も発展を目指すなら「卒業」すべき思想であることは明白。社会主義革命は、マルクスの予定では先進国で起きるはずでしたが、全て後進国で起きました。またソビエトは発展したがために倒れました。 そもそもの原因は変動相場制と自由貿易の規模拡大にあるわけですが、それは古典の時代からずっと続いている問題であって、それすなわち新自由主義の問題という認識は思慮不足もいいとこ。ホントに学者か?象牙の塔の住人は楽チンで羨ましい限りですね。 どうせ読むならガルブレイズの「大暴落1929」か新版 バブルの物語をお勧めします。実は今、前者を読んでいるのですが、人間とは実に学ばない生き物だな~ということで大笑いしながら現在との比較を楽しんでおります。お勧めです。 というわけで、このような浅はかな大センセを骨太に混ぜるから構造改革が失敗だと言われるのではないでしょうか?コンセプトの間違いというより人選の間違いですね。 <不況>高まる不安、骨太の経済書が人気 「2カ月で10万部も」 2月14日20時5分配信 毎日新聞 大阪・梅田で話題の経済書 昨年秋からの経済の急減速を受け、恐慌や資本主義のあり方を扱う骨太の経済書が売れている。過去の不況期にも経済書は注目されたが、今回は資本主義の是非をテーマにした書籍が目立つ。先行きの見えない不安を抱えるサラリーマンらが、将来を読み解くヒントにしているようだ。 大阪・梅田の書店「ブックファースト梅田店」。1階レジカウンター前にある経済書の平積み売り場は、夕方になると会社員が立ち寄り、次々と買い求めていく。「売れ筋の経済書のキーワードは、資本主義と世界恐慌」と話すのは、同店で経済関連書籍の売り場を担当する多田力さん(34)。市場原理主義などを考察した「資本主義は嫌いですか」(日本経済新聞出版社)の昨年12月の販売部数は11月の5倍で、今年も引き続き売れている。 異例の売れ行きに出版社も戸惑い気味。昨年12月発売の「資本主義はなぜ自壊したのか」が好調な集英社は、「経済書の納入は通例なら全部で1万部台。今回は発売2カ月で10万部に届く予定」(広報)といい、全国で入荷待ちが常態化しているという。 出版業界に詳しい川井良介・東京経済大教授(出版論)は「自分の財産や資産を守るために、景気を先読みしようとする気持ちの表れではないか。金融危機が派遣切りなど身近な問題につながっていると考えていると思う」と話す。【清水直樹】
by ubon2k
| 2009-02-15 09:54
| 景気は回復するか?
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