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米景気後退は終息した公算、雇用創出には時間要す=FRB議長 まあ、ここまで極端な救済手法を執ってくれば、いずれにしたって底入れくらいはするでしょう。なぜなら経済とは、現実に生きている人間の活動であり、生きて行く為には最低限ここまでは必要になるといった、経済活動の下限というものは確実に存在しますので、当り前です。 今回のショックをおさらいしますと、まず好況時に優良なお客さんに"モノ"が行き渡りはじめ、お金を借りてくれる人(特に高利で)が減ってしまいましたよ、と。そこで万が一にでも景気後退がくればすぐさま被害を受けて返済不能になるような人達に目を付けてお金を貸しましたよ、と。その方法は、いくつもの債務を束ね上げて、金融商品化して、債務を投資家に投げ、発行者は手数料収入目当てで、貸付とそれを加工した金融商品をガンガン振り出しましたよ、と。この金融商品は、天気予報の降水確率のように全くの確率論に基づいた「科学的手法」を用いており、分散によるリスク・ヘッジの仕組みさえ良ければ原債務の評価はどうでも良く、且つ、いくらでも高格付け取れましたよ、と。 ところが皮肉なことに、好景気が長く続いたせいでサプライサイド(商材の供給側=企業なり業者なりの立場)がどんどん効率化を強めて行くと、人手が削減出来るようになりましたよ、と。また、株主重視主義経営の理念の下、経営合理化をどんどん進めて行くにあたって、置き換え可能な職業は、人件費の安い中国やインド等へ、どんどん置き換えられて行きましたよ、と。例えば米企業の経理事務が中国企業へアウトソーシングされたりしましたよ、と。その結果、好景気の中で"真綿で首を絞めるように"ジワジワとワーキング・プアが拡大して行きましたよ、と。元々稼ぎの良かった人々がジワジワと失業〜貧困へ落とし込まれると、その人達分の消費余力は確実に低下しましたよ、と。そういう連鎖によって経済が頭打ちになってくると、経済的立場の弱いいわゆる「サブプライム層」な人達の収入も伸びなくなるか、減るか、失業してしまいましたよ、と。そうなっちゃったら住宅ローンなんか払えませんから、07年を境にバンザイする人が増えましたよ、と。 さて返済をバンザイする人が増えると、次々とサブプライムロ−ンを含んだ金融商品が、クラスター爆弾のように次々に連鎖爆発を起こし、それがあたかもブラックホールが誕生したかのように、世界中の金融機関を飲み込んで行きましたよ、と。中にはアイスランドのように、国家も飲み込まれましたよ、と。そして"賭場の胴元"であるベアスターンズとAIGは救済されましたが、賭場のお客さんだったリーマンブラザースは見捨てられましたよ、と。そして急激な消費ショックが起きましたよ、と。 平たく言い換えると、今回の不景気に至るまでのメカニズムは、金融崩壊が消費者の購買力余力を奪い去り(元々借金の部分が大きいので、貸し手側が貸し渋っただけでもイチコロ)、実体経済の活力を押し潰した、それがさらに連鎖して増幅しましたよ、と。そうなると効率化が高度に進んだせいで簡単に過剰生産になり、在庫が捌けるまで作業員は大量解雇、それがさらに連鎖して倒産、失業、解雇が増幅し、だれも従来価格では商品の購入が出来なくなりましたよ、といった典型的なデフレ・スパイラルに陥っちゃった、というアラスジでした。 さらに言いますと、好景気の間にどんどん経営の合理化・効率化が高められていたので、消費が急激に冷え込んでしまうと、アッと言う間に、"マルクスが体系化"したような「過剰生産恐慌」に陥りました。今回の不況は、資本主義が登場して以来何度も繰り返されている、新しそうで実は古典的な不況の構図をトレースしています。サプライサイダーは何度も歴史的な不況の原因を作っておきながら、いまだにメカニズムを理解していません。経済学会など、バカの寄ったかりですね。 さてさて、そのスパイラルも一段落し、そろそろ大丈夫かな?という空気が世の中に溢れてきますと、経済は動き出しますので、ようやくその時が来たという意味で底入れした?(正確には正常化した)ということでしょう。 すでに現在はアメリカの消費者の借金指向が遮断され、貯金指向に代わっています。これが意味するところは長期デフレのトレンドを現している、普通はそう考えます。つまり、我が国にとって最も上客だったアメリカ様が、日本株式会社の商品を余り買ってくれなくなったということですから、根は深いですかね。 もしもこのまま、以前からワタクシが予言しておりました"悪くても悪いなりに安定した底ばいの状況"にアメリカ様がなったとして、では日本株式会社にとって、どのように上得意様の消費の効用を引き出せば良いのでしょうか? 方法は一つ、徹底したユニクロ戦略による"安くて(質も)安いモノ"の大量生産・大量輸出です。しかし、今の円高基調ですと国内生産では原価が高過ぎますので、生産は中国ほかアジア圏ということになりましょう。そうしますと、生産国は儲かりますが我が国は利鞘や手数料程度の儲けしか落ちませんので、やはり国内経済は厳しい状況からの回復は相当先になるでしょう。また、それが貿易不均衡を生み出しますから、日米経済摩擦の火種になることでしょう。 いずれにせよ、まだまだ余談は許さない状況でございます。 [ワシントン 15日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は15日、景気後退は終息したもようだが、回復は緩やかで、雇用創出には時間がかかる、との認識を示した。 議長は講演後の質疑応答で「テクニカルな意味では景気後退は終了した公算が大きいが、しばらくは経済が非常に軟調と感じられるだろう」と述べた。 ただ、2010年の成長率が長期的な潜在成長率を大きく上回る可能性は低く、緩みの解消や失業率の低下は遅れる公算が大きいと警告した。 「一般的な見方としては、2010年の成長ペースは緩やかになる。景気後退の深刻さを踏まえると、直面している向かい風のため(成長ペースは)予想されていた以上に緩やかとなる」と語った。 議長はリーマン・ブラザーズ破たんから1年の節目に講演した。 エコノミストの間では一般的に、米潜在成長率は2.5%前後のレンジとみられている。 議長は「(回復が)予想を上回ったり下回ったりするリスクは当然ある。(予想より)強い回復となるかもしれないし、弱い回復となるかもしれない。ただ、穏やかな伸びだが、基調的な潜在成長率を大幅に上回らない成長率となった場合、残念ながら失業率の低下は緩やかとなるだろう」と警告した。 オバマ政権が掲げる包括的金融規制改革案について問われた議長は、承認されると楽観的な見方をしているとした上で、これまで議会の焦点はむしろ医療保険制度改革にあったと指摘した。「包括的改革がもたらされるとかなり確信している。今回(の危機)はあまりにも大きな災難、あまりにも深刻な問題であり、規制上の問題は明らかにその一部だ」と述べた。 「昨年9・10月のような状況に陥りたくないというのがFRBの考えであり、同様の危機が将来的に再発するのを回避する上で大いに役立ち、効果的な改革を支援する試みに大きな関心がある」と語った。
by ubon2k
| 2009-09-16 18:45
| 供給と需要と
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