最終日前日の6日に、都写美にて木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン展を見て来ました。
古い時代の写真に写っている当時の世の中的な姿というのも、自分の頭をリセットするのにいいかな?なんて企みです。という格好付けた理由が一つ。
もう一つは、僕のような仕事は「写嘘」作りですから、一発写真がナゼ「真」に見えるか?それを分析的に眺めてみる、というトレーニングが必要、というのがもう一つの理由で、一発以外有り得なかった時代の写真はとても良い研究材料だったりします。とは言え、休日モードでのんびり楽しみながら鑑賞してるんですけどね。
さて、場内が混んでいたせいもあったのですが、いつも照明がイマイチ好きになれない場所なので、ザーッと眺めて図録を買って返って来てしまいました。
これはいつも反省するところなのですが、混んでるとすぐ嫌になってしまって図録でパーソナルな時間と空間の中で眺め直したくなっちゃう癖があることや、職業病でもうちょっとマシな照明下で鑑賞したくなるせいで、オリジナルプリントをなおざりにしてしまいがちです。唯一の例外はメイプルソープで、あれはオリジナルプリントをしっかり見ないと、何がやりたかったのか?が理解できませんでした。
ということで、一応職業人としてのトレーニングはコツコツとやってますよ、というお話しでした。