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〜画像データの情報量とはデータ量(bitの目方)です〜
本当は前回に続いて埋込みRGBプロファイルという仮想モニタの続きを先にやるべきですが、たまたま話の流れでOrcaさんをラビリンスから脱出させることになっちゃったので(笑、コチラを先に取り上げてみます。 03〜04年頃の写真家さんがデジタルカメラやCMSで一番盛上がってた当時、ガモットの面積が大きければ大きいほど情報量が多い、とする珍説を唱える写真家さんが大量発生し、こちらを恐怖のドン底に突き落としてくださいました。当時はその原因の発端となったCMS理論を解説するDTPエバンジェリストでさえも火消しに回るほどの事態でしたので、いかに一般的な写真家さん(ポジ→ポジのセミデジタルを通っていない人)の生理感覚に対してデジタル理論が難解かを思い知らされ、恐怖に打ち震えました。。。 あ、いけね、あはははは〜。では本題にまいりま〜す。 デジタル画像の情報量そのものは、量ですから、データの重さ(bitの目方)で計ります。それが全てです。ガモットの色域が広かろうが狭かろうが関係ありません。 では情報量(bitの目方)の計算式ですが、まず基本から、、、 1bit = 2値 1bit × 8 = 1byte 1byte × 1024 = 1MB 1MB × 1024 = 1GB … 次にRGB画像(例は24bitフルカラー)のデータ量の計算式 1) y軸縦ドット(bit)数 × x軸横ドット(bit)数 = その画像の総画素数(この段階では白黒2値画像) 2) 総画素数(2値画像) × z軸8bit(=1byte、色深度)= いわゆる8bitグレースケール画像 3) 8bitグレースケール × チャンネル数(RGBは3枚) = 24bitRGB画像の総情報量 ていうだけです。ガモットは全く関係ありません。 と、突き放すのも申し訳ないので、ではガモットの作用は何?ですが。。。 上述の計算式に基づいて計測されて生成されたRGB画像の、RGB値の掛け合わせに作用します。 また、それを受けてフォトショップ上ではこういうことも起こります。 1) ソースRGBデータを複製し別々なRGBプロファイルを割り当てた場合、RGB値は同一なのに表示値が食い違う。 2) プロファイルの割当ではなくソース画像からターゲットプロファイルに変換で持ち込んだ場合、表示値の食い違いは無くなるがRGB値は食い違う。 さて、デジカメがRGBプロファイルを参照して画像データが生成されるケースでは、元々解析できる情報量はイメージャ依存の固定で、RGB値の掛け合わせを変化させているだけです。それをマッピングとかクリッピングとかと呼んでるハズです(学術的な話は良く知りません)。 で、カメラメーカーは2つの命題を抱え込むことになるハズです。 1. 入射光忠実絶対主義の立場であればsでもadobeでもそれほど差異の無い画像を吐き出すべき、思想。 2. いやいや、ガモット領域の違いを最大限反映した画像を吐き出すべき、思想。 この2つの命題を理解している写真家は皆無かと思われます。また、どちらが正義なのか?の定義もありません。なのでどちらのスタンスを選択すべきか?は、現在は各メーカーの技術文化とマーケティング戦略の都合で決められているのではないか?と思います。 と、言う事は、みなさん大好きな色域議論は、行き着くところはそのカメラのメーカー内部の諸事情が多分に盛り込まれた人為的な話と混同してらっしゃる可能性もございます。そこは十二分に注意を払って議論をしていただきたいと存じます。 いまだにadobeRGBじゃなきゃ色が取り込めないと宣っていらっしゃる写真家さん(しかも初心者向け講師やってたりしたら最悪)もいらっしゃいますが、カメラメーカーの考え方一つでどうにでも可変する部分でもありますので、ひとつ冷静な検証をお願いしたいところです。RGBプロファイルの本質的な目的は、ポータブルなバーチャルディスプレイとして機能することにありますので、発色カプラーと同一視するのは危険ではないか?と思う次第です。ましてビデオじゃあるまいし(笑。 昨今放送業界では、ハイビジョンだフルHDだなどと盛んに騒ぎ立てておりますが、色度座標はITU-709つまりsRGBですんで、もしハイビジョン放送を見てキレイだな〜と思ったのなら、SMPTE-240MつまりadobeRGB絶対主義の見直しも必要かも知れません。 追記 一つの画像のデータ量は、どんなRGBプロファイルを使っても変動しないことからも、ガモットと情報量は別問題なことがご理解いただけるかと思いますが、さらに一歩進んで、量が同じなら色彩情報が拡大すれば輝度諧調情報はスカスカになる、という比率論も踏まえておいてください。モニタの展示画像にケチを付けているのはその部分を理解していないモニタメーカーのダメっぷりに騙されないためでございます。
by ubon2k
| 2007-07-03 20:50
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