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仕事柄、作品プリントは興味の範疇外ですが、プルーフプリンター・大判プリンター等々業務機としてのエプソンさんのシェアは圧倒的ですんで、当方のビジネス面ではエプソン製品は調査対象となっております。
エプソンさんと言えば、PM700やPX-4000でインクジェット製品の本家であるキャノンさんを大きく凌駕し、また業務機から普及機にわたって上手くテクノロジーを流用され、単なる利潤追求を超えた社会貢献を達成されておられるブレイクスルーテクノロジー企業として高く評価させていただいております。もちろん当方もその恩恵に与っておりますし深く感謝しております(他社が悪いのではないのでお間違え無く。エプソン製品のリスクもあるっちゃーありますんで)。 そもそもPX-5500自体、プロを友釣りのオトリに使ってハイアマを釣り上げるための戦略機です。値段と機体構造を見れば一目瞭然。プロだから、と一部で騒いでいる人達は馬脚が炙り出されちゃったワケですから、少し反省すべきでしょう。プロだと言うのであれば、いかに普及機を上手く使うかの使いこなし術を自分で生み出してからモノを言うのがスジというものです。 今週末に写真展お邪魔しようと思って関さんのブログにお邪魔しましたらおいしそうなネタが見つかりました。さすがプロのテクニカルライターさん!参考になりました。 ピピっと来た部分を勝手に引用させていただきますと。。。 ・これまで5800以上に搭載していたPreciseColorによりキャリブレーション不要 ・自動ノズルチェックと、静電気によるミスト(霧粒子)収集システムを搭載 →会社に置いてあるPX5500で困っていた、メンテナンス性が少し良くなったと言う事でしょうか?わずかな改良であったとしても助かります。※ミスト収集はニジミ防止なのか?廃インク減量なのか? ・ハイライトでも若干のインクを射出しているのか、ブロンジング(グロス・ディファレンシャル)の低減が認められる →5500以上に銀塩感材の構造研究がさらに進んだのかな?開発テスターの写真家さんが良いのかも知れませんね。 ・デフォルトガンマが1.8から2.2に変更された →これはデカイ!いくらCMS技術があろうとも所詮モルタルであって建築構造そのもののモノとしての特性まで変えられるワケではありません。効果のほどは実機テストしないと判断しかねますが、僕が気になっていた部分が改訂された可能性がありますね。これはデカイかも知れません。 エプソンは元々、キャノンが嫌がっていたMacが強い分野に集中的にフォーカスしたこともビジネス面での成功に繋がっております。そのレガシーが機体設計上でのガンマ1.8設定で、これを今主流のRGBプロファイルの規格にモノとして合わせてきましたよ、と。デシプリンをついに変更したご判断は真っ当であると市場が評価してくれるといいですね。 今PX-5500を持っていて特段不満の無い方は市場評価が固まるまでしばらく様子見、いい加減買い替えたい方はバシラー買いでいいんじゃないでしょうか? ※※ひょっとして笠井享さんの宗旨替えでもあったのでしょうか?あまり突っ込むとまたアレですからこのヘンで(笑)
by ubon2k
| 2008-06-05 15:51
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