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![]() ワタクシの勝手な理解では「世界中のコンピュータをネットワーク化して、空き時間を活用して他所からの計算の一部を担って上げる、地球規模の分散並列処理システム(その分散の在り方が「雲」のよう)」だと思っていたのですが、どうやら違ったようです。ワタクシのイメージですとシナプシス結合みたいな方向らしく少々違うとのことで。 正解はアマゾンの購入手続きシステムのように、クライアント(以下端末)PC側では情報とコマンドを入力し、実際の計算は"雲の上"にある"ホスト"で行う、そういうタイプのシステム全般を指すようです。 ん?何か時計の針が戻ってないかい? 例えばかつてオフィスオートメーションが叫ばれていた当時の企業内システムはメーンフレームコンピューターに多数の操作端末PCがぶら下がっているシステムで、端末側ではほとんど計算処理をせずコマンドお送るだけで、実際の計算はメインフレームで行う、というものでした。 哲学的なイメージでは、これは端末PCがビッグブラザーに従属支配されているイメージですので、どこぞのヤンキーネーチャンがドンキホーテよろしくビッグブラザーにトンカチ投げちゃう、そんな開放運動が起きました。当時のビッグブラザーはIBMのホストコンピュータでした。 90年代になるとクライアント・サーバーシステム(以下クラサバ)が叫ばれ、ホストはデータの書庫・倉庫の位置付けに変わり(サーバ)、実際の計算は端末PC(クライアント)側にインストールされたアプリケーションによって実行される形式に移行しました。そのぶんPCマシンはパワー競争となり、金食い虫になりました。 哲学的なイメージでは、これは端末PCが市民革命(フランス革命等)を蜂起し、自らの主導権をビッグブラザーから取り返し自立?自律?したといイメージで、極めてアメリカ西海岸のヒッピー文化特有の極端なリベラリズムの臭いがプンプンする世界観でした。そしてマイクロソフトというリバイアサンが生まれました。 さて2000年を超えると、ASPなるサービスが叫ばれ始め、ネット経由でサーバからアプリケーションのインターフェース部分を引っ張って来てコマンドを打ち返してサーバ側に計算処理を実行させる、クラウドコンピューティングが提唱され始めました。例えばアマゾンで買い物の手続きを行うにはブラウザ上でインターフェースに必要事項を入力しサーバーへ送り返すと計算処理が実行され売買が完了します。ブログのシステムも同様ですね。 さらにはいわゆるビジネスソフトも、同じようにサーバ処理方式にしてインターフェースだけ端末PCに表示させれば、端末PCのコストダウンに繋がりなります。アプリケーションやデータを端末PC側に保存する必要が無くなりますので構造を簡易化できます(EeePC等はこの路線です)。アドビもフォトショップでは同様のサービスを始めているようですけども、狙う市場は同じです。 この場合の料金は使った分だけor使用期間で課金契約になるそうで、そうなりますとパッケージングアプリケーション販売企業は死んでしまいます。パッケージ(DL含む)を購入する意味がそもそも無くなってしまいますから。 端末PCにデータが残らないということでは、例えば個人情報保護法対策としては非常に便利!。プライバシーマーク取得企業は、端末PCにデータを残してはイケナイのです!!例えば、外付けHDに保存し、毎日それを専用ロッカーに入れて施錠した上で帰宅しなければならないのです!!ロッカーからの出し入れは、入出庫リストに毎回記載しなければならないのです!! ひっどいでしょう?(笑) さて閑話休題。何故クラウド(雲)なのか?を聞いたところ、端末PCから見て"雲の上"で全て処理しているから、とのことでした。これって、これって、形而上のホストコンピュータに先祖帰りしてんじゃん?と、思うわけですね。 哲学的なイメージでは、市民革命によって訪れた近代市民社会は私的所有を個人に認めていたが、やがて共有化すべきは共有化した方が効率的、と相成り、所有の集約・集中への流れが起きた、ということですから、まんま社会主義の到来じゃーん!と相成りますかね。 すると一つ問題が生じます。仮にワタクシが10人程度のソフト屋を営んでいて革命的な新ソフトを発明したとします。しかしワタクシは独自にパッケージ販売することができず、特定のASP(アプリケーションサービスプロバイダー)に権利売却する他に手立てが無くなります。もちろん複数のASPに権利売却できれば大儲けになりますが、それではASP同士の競争上の差別化が図れなくなりますのでほぼ不可能。社会的イノベーションの観点では、かなり危機的です。新しい価値を世にディストリビュートするにあたっては、クラサバの方が遥かに民主的です。 経済学者シュンペーターの説によれば、社会主義化した世界では官僚機構の権限が増大する事で民間間における自由なイノベーションの胎動が阻害されてしまい、やがて社会は停滞に向かう、とされています。マーガレットサッチャーはシュンペーターの説のような停滞を回避しようと自由化を促進したと言われております。 というわけでクラウドコンピューティングの流れが、シリコンバレー独特のヒッピーリベラリズムを変質させて社会主義へと向かってしまうのか?否か?注目していきたいところであります(少々社会主義化してもジョンレノンやグレートフルデットやフラワームーブメント的ではありますけどね!)。 長文にお付き合いいただいてありがとうございましたm(_ _)m ■
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by ubon2k
| 2009-03-09 18:01
| 四方山話
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